「新大久保にチュクミ食べに行こう!」「今度のランチはチュクミにしない?」
そんな声を日常で聞く機会が増えてきました。
韓国ドラマを見ていて気になるのが、おいしそうな『韓国グルメ』。
この記事では、ドラマにも出てきて人気の韓国料理『チュクミ』の魅力や食べ方、ナッコプセとの違いをお伝えします。
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チュクミとは?
日本人にはあまり馴染みのない、チュクミ(쭈꾸미)という言葉。韓国語で「イイダコ」という意味があるんです。イイダコは、東アジアの浅海に生息する小型のタコ。マダコと比べると小さくてタコヤキに丸々一匹入っていたり、パクッと一口で食べられたりします。
韓国で「チュクミ」というと、イイダコそのものを指すのではなく、炒めるという意味の「ポックム(볶음)」と合わせた「チュクミポックム」のことなんだそう。タコの名前が料理名を現すなんて、それだけ韓国にチュクミが浸透しているかが想像できますよね。
チュクミが日本に来たのはいつ?
韓国でも大人気のチュクミが日本に初上陸したのは、2018年頃といわれています。2020年頃からは、本場韓国の人気チェーン店が続々と出店。2022年には、新大久保に韓国のチュクミ専門店が日本で初オープンを果たしたんですよ。
チュクミはどんな料理?
日本に上陸以来、多くの韓国好きや激辛好きをトリコにしているチュクミとはどんな料理なのでしょうか。チュクミとは、トウガラシやコチュジャンなどでイイダコを炒めたもの。韓国料理のなかでも激辛料理に分類されているそう。メイン食材のイイダコと、野菜やトッポギ、エビや豚肉などをあわせたアレンジバージョンもあるのだとか。
チュクミの食べ方
新大久保でチュクミを注文するときの手順を知ってお来ましょう。辛さや具材などが選べるチュクミは何を食べようか悩んでしまいそうですね。
1.辛さを選ぶ
激辛料理に分類されるチュクミですが、ほとんどのお店が辛さを選べます。普通・オリジナル・激辛など辛さレベルがあるので、お好みの辛さを選んでくださいね。
2.チュクミが鍋で到着15分ほど炒める
イイダコや玉ねぎやキャベツ、ニンニクにお店オリジナルのソース、トッポギなどの食材が入ったお鍋がテーブルに運ばれてきます。真っ赤なトウガラシの色が食欲をそそりますよ。全体の味がなじむように、からめながら炒めていきましょう。だいたい、15分くらいが目安だとか。
ぐつぐつお鍋が沸騰して、トウガラシの香りが鼻先にツンとしてくるとそろそろ出来上がり。お店によっては、最後の仕上げとして、店員さんが秘伝の味を追加してくれたり、イイダコを一口大にカットしたりしてくれる場合もあります。
3.チュクミをエゴマの葉やサンチュに包んで食べる
できあがったらエゴマの葉やサンチュに包んでいただきましょう。トウガラシに含まれるカプサイシンの効果で、食べると体が熱くなって汗が噴き出すことも。発汗作用を目的にチュクミを注文する女性も多いのだとか。
4.トッピングで味変も
途中でチュクミの味を変えたくなることもありますよね。そんなときはトッピングをオーダーするのがおすすめ。辛さをマイルドにするチーズやプチプチ感がたまらないトビッコなど、お店によってトッピングメニューもさまざま。少しずつ試してみるのも楽しそうですね。
5.締めはチャーハンや雑炊
イイダコや野菜などの具材を食べたらお待ちかね、チャーハンや雑炊でチュクミを最後まで楽しみましょう。締めのメニューもお店によってさまざま。お店独自の締めを最後までチュクミを楽しんでくださいね。
辛いのが苦手!でもチュクミを食べたいときは?
韓国料理は辛い味付けのものが多いですよね。チュクミも辛い料理の1つ。辛いものは苦手だけど、今話題のチュクミを楽しみたい人は、ドリンクに乳製品を頼みましょう。乳製品には、韓国料理のトウガラシの辛さをマイルドにしてくれる効果があるんですよ。
また、お店によっては辛さを選べるところも。マイルドな辛さからチャレンジしてみましょう。
自宅で作れるチュクミレシピ
チュクミを食べたいけれど、新大久保も鶴橋も遠い..あるいは、忙しくてお出かけができない人は、自宅でチュクミレシピにチャレンジしてみるのはいかが?日本でも手に入りやすいイイダコを使うから、試してみやすいですよ。自分好みの辛さに調整できるので、辛さが苦手な人やお子さんとチュクミを楽しみたい人にもピッタリ。
フライパンに油を敷いてニンニクを炒めます。香がたってきたらキャベツや玉ねぎなどのお好みの野菜を入れて、さらに炒めましょう。野菜に火が通ったら、イイダコ、コチュジャン、粉唐辛子、醤油、砂糖、みりんを入れます。仕上げにごま油と白ごまを加えたら完成です。
ナッコプセとの違いは
チュクミによく似た料理がナッコプセ。どちらもタコを使った料理ですが、チュクミはイイダコと野菜などを入れた料理を指します。一方で、ナッコプセは、「ナクチ(낙지)(タコ)」「コプチャン(곱창)(ホルモン)」「セウ(새우)(エビ)」であることから、タコ、ホルモン、エビに野菜や豚肉を入れた料理です。
チュクミはイイダコを炒めた韓国で人気の料理!お店や自炊で楽しんで!
韓国でも人気のチュクミは、イイダコをトウガラシやコチュジャンで炒めた韓国料理の1つです。サンチュやエゴマの葉に包んで食べるのが本場韓国流!お店では、一緒に玉ねぎやキャベツなどの野菜を入れたり、チーズなどのトッピングが加えられるところも。激辛料理なので、カプサイシンの効果で発汗作用も期待できますよ。
チュクミは、コリアンタウンのある新大久保で食べるもよし、自宅で作ってみるのもよし。韓国料理に舌鼓を打ちましょう!マシッソヨ!