住まい・暮らし

黒い外壁はデメリットが多い?オシャレに仕上げるコツやメリットとは?

黒い外壁は、シックやダークな雰囲気がありスタイリッシュなイメージ。自宅をリフォームするときに、黒い外壁で都会的なオシャレな家にしたいと考える人も多いのでは?

しかし、黒い外壁はデメリットもあり、外壁を黒くして後悔している人も少なくありません。黒い外壁のメリット・デメリットをお伝えするとともに、オシャレに仕上げるコツについてもご説明します。黒い外壁の注意点やきれいに仕上げるコツを知って、オシャレでシックな黒い外壁の家を目指しましょう。

黒い外壁のデメリット

シックでオシャレなため、外観にこだわりがある人にも人気の黒い外壁には、どんなデメリットがあるのでしょう。

部屋の温度があがる

黒い外壁は白い外壁と比べると、太陽の光を吸収しやすい特徴があります。白い外壁と黒い外壁の温度の差は20℃にもなるんだとか!熱を吸収するため、部屋の中も高温になりがち。断熱効果がない住宅の場合は、夏の光熱費が高くなる可能性もあります。また、外壁自体が高温になるので、小さなお子様がいるご家庭は注意が必要です。

塗装の剝がれや色褪せが発生しやすい

黒い外壁は、紫外線も吸収しやすい特徴があります。紫外線のせいで、塗装がはがれやすくなり、色褪せも発生します。一般的に、外壁の塗り直しは10年サイクルといわれますが、黒い外壁の場合は、短いスパンでのメンテナンスが必要です。

汚れが目立ちやすい

黒は汚れが目立たないと考えて、外壁を黒くしようと考える人もいるでしょう。しかし、黒は白と並んで、汚れが目立つ色なんです。砂埃やホコリ、カビなど、白い汚れはとくに目立ちやすいので、畑や自然が豊かな環境では外壁の色には注意が必要です。

悪目立ちする可能性がある

周りに白い外壁の家が建ち並ぶエリアに黒い外壁の家があると、人目を惹くものの悪目立ちする可能性もあります。周りの住人に「窓から黒い家が見えるのは不快」と考える人がいないとは限りません。周りから浮くようであれば、黒の使用範囲を減らして白い部分もとりいれるなどの配慮が必要になることもあります。

地域によっては、景観法や条例で黒い壁を規制しているところもあるため、お住まいのエリアの景観法や条例は事前に確認しておきましょう。

黒い外壁のメリット

黒い外壁が人気なのはメリットがあるからこそ。黒い外壁にするメリットについてご紹介します。

洗練された雰囲気を作れる

黒にはどんなイメージをもっていますか?荘厳、厳格、高級感、重圧感などを感じると答える方も多いのでは?

黒は洗練された雰囲気を醸し出しやすい色。スタイリッシュな外観を演出したいときにもピッタリです。モダンで落ち着いた雰囲気の家にリフォームしたい、重厚感を出したいなどのイメージにも黒い外壁が適しています

個性を出せる

日本の住宅の多くは、外壁を白くしています。シックな黒い外壁は他の住宅とは一線を画すため、個性的な住宅にリフォームしたい人にピッタリ。

黒い外壁のリフォームのポイント

リフォームで自宅の外壁を黒くする場合は、黒色の特色を知って使用する塗料や外壁材を選ぶことが重要です。

機能性塗料をつかう

黒い外壁にするときは、機能性塗料を使いましょう。塗料の種類によっては、色褪せや温度上昇など黒い外壁のデメリットをカバーできるものもあります。

  • 遮熱・断熱塗料 外壁表面や室内の温度上昇を防ぐ
  • 光触媒塗料 セルフクリーニング機能で雨水を洗い流す
  • ラジカル制御型塗料 塗膜の劣化を抑える
  • フッ素樹脂塗料 カビの付着を防ぎ、紫外線から守る

塗料の種類によっては黒がない場合もあるため、注意が必要です。

ガルバリウム鋼板への張り替えをおこなう

耐金属製の外壁材「ガルバリウム鋼板」に張り替えることで、金属製のスタイリッシュさを演出しながら機能性に優れた外壁にリフォームできますガルバリウム鋼板のメリットは、耐久性や防水性、耐火性、耐震性に優れていること。金属なのにサビにくいのも大きなメリットです。

ガルバリウム鋼板はダークカラーも用意されているので、外壁を黒色にしたい方にもピッタリでしょう。

 

黒い外壁でオシャレに仕上げるコツ

スタイリッシュな黒色を外壁に使って、オシャレに家の外観を仕上げましょう。

他の色と組み合わせる

外壁は、すべてを黒にするのではなく、他の色と組み合わせることでオシャレな家を演出できますよ。黒はどんな色とも相性がよく、他の色との組み合わせによりさまざまな雰囲気を演出できるのもポイントです。黒と相性のいい色の組み合わせをご紹介します。

  • 黒×白 コントラストを楽しみたい人に。シックで抑揚感のある、モダンな家づくりにピッタリ。周りの住宅に溶け込みやすいメリットもあります。
  • 黒×茶色 大人っぽいラグジュアリーな仕上がりを目指す人に。レンガや木目調など、素材を変えることで自然で落ち着いた印象を与えますよ。
  • 黒×赤 大胆さを取り入れるなら、黒×赤の組み合わせがおすすめ。力強くスタイリッシュな印象を与えてくれます。しかし、黒×赤は、威圧感を与えてしまうため色の配置には注意が必要です。

真っ黒&艶ありの塗料は避ける

黒い塗料を選ぶときは、なるべく真っ黒なものは避けましょう。黒が濃いほど、白い汚れが目立ってしまいます。真っ黒ではなく少し薄い黒を選びましょう。また、艶ありの塗料はチープな印象を与えかねません。せっかくの重厚感のある黒い外壁でリフォームするなら、艶なしの塗料がおすすめです。

カラーシミュレーションをする

塗料を選ぶときは、カラーシミュレーションは必須です。仕上がりイメージは、画像や写真で見るとよりイメージがわくもの。また、周囲の景観とのバランスを考えるうえでもカラーシミュレーションが役立つでしょう。色は、屋内屋外両方で確認することが大切です。

黒い外壁は配色や塗料の種類を工夫してデメリットを解消しよう

スタイリッシュでモダンな印象を与える黒い外壁は、高級感のある家づくりにぴったり。上手に取り入れることで、個性的でおしゃれな家に仕上がります。しかし、黒色の外壁は熱を吸収しやすい、汚れが目立つなどのデメリットも。周辺の景観に配慮することも求められます。黒い外壁をとりいれるときは、他の色と組み合わせる、塗料の種類を選ぶなどの工夫が必要です。

黒い外壁にリフォームするときは、業者としっかり話し合い、カラーシミュレーションをおこなって理想の外壁の住宅を手に入れましょう。

太田ユウコ

投稿者の記事一覧

旅行も家探しも明日のランチもトコトン調べてから実行したい”家族も自分も楽しい”をモットーに3人の子と夫と暮らすWebライター
趣味は住宅サイトや生活系SNSを眺めること・フィンランド語・かなりヘビーな音楽鑑賞

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