「大型犬を飼いたいけれど、抜け毛が気になる」
「比較的飼いやすい大型犬ってなんだろう?」
小さくて無邪気に走り回る姿がなんとも可愛らしい小型犬よりも、大きな体で逞しい姿の大型犬を飼いたいと思う人が増えてきています。
ただ、”小型犬” に比べ “大型犬” は、体の面積が広く抜け毛の量も多くなるので、”初めて大型犬を飼う人” や、”犬を飼う人が初めての人” にとって、「実際に飼うのはむずかしそう…」と思われがちです。
でもじつは、大型犬のなかでも、”比較的毛が抜けにくく、飼いやすい犬” がいます!
そこで今回は、毛が抜けない飼いやすい大型犬を3種類、紹介します。
Contents
小型犬にはない、大型犬の特徴とは? 大型犬を飼うメリット
「大型犬」=「お世話が大変」と思われがちですが、大型犬には、”大型犬ならではの特徴・飼うメリット” があります。
<大型犬の特徴・飼うメリット>
特徴1. 穏やか
特徴2. 聡明で賢い
特徴3. 明るくて人懐っこい
特徴4. 学習能力が高い
基本的に大型犬は頭が良いので、飼い主の言うことに “忠実に従う傾向” があります。
穏やかなで、明るく、人懐っこい性格の子も多いので、じつは、大型犬はとても飼いやすいんですね。頭の良さを活かして、警察犬や盲導犬として活躍している大型犬もいます。
身体が大きいので、「吠えられたら怖い」と心配になる人もいるかもしれませんが、大型犬は、小さな子供や他の犬種とも仲良く接することができる犬種も多いので、大型犬だからと敬遠せず、家族として迎えるかを検討してみてください。
なお、大型犬は、小型犬よりも運動量が多いので、普段のお散歩以外に、川遊びやドッグスポーツなどで一緒に遊んであげると良いでしょう。飼い主の運動量アップ・健康維持にも良い影響を与えてくれるかもしれません。
毛が抜けない飼いやすい3種の大型犬とは?
ここからは、初心者でも飼いやすい、毛が抜けにくい飼いやすい大型犬の犬種を3つ紹介しますね。
1. ジャイアントシュナウザー
毛が抜けない飼いやすい大型犬の1種類目は、ジャイアントシュナウザーです。
『ジャイアントシュナウザー』の被毛は、剛毛でありながらも光沢を持っていて、全体的に強いカールがかかっていることが特徴。被毛構造は、換毛期がある “ダブルコート” ですが、大型犬のなかでは比較的毛が抜けない犬として有名です。
また、”知的” で “秀才” なジャイアントシュナウザーは、愛犬としてではなく、警察犬や盲導犬、そして災害時の救助犬としても活躍しています。
ときには”警察犬のトップ”として知られている、ジャーマンシェパードと一緒に活動することもあるのだとか。
愛犬として飼う場合も、飼い主が言ったことに忠実に従ってくれるので、もしもの時の番犬としても活躍するでしょう。
ただ、ジャイアントシュナウザーは他の犬種よりもかなり警戒心が強いため、初めての訪問客やあまり馴染みのない来客に対しては、警戒して吠えることもあるので注意が必要です。
迎える子の性格に合わせて、どんな環境で飼うか、検討してみてください。
2. スタンダードプードル
毛が抜けない飼いやすい大型犬、2種類目は、スタンダードプードルです。
クルクルとした巻き毛が特徴の『スタンダードプードル』の被毛構造は、換毛期がない “シングルコート”。1年を通して、少しずつ毛が生え替わるので、抜け毛が少ない傾向にあります。
ただ、毛が伸びるスピードは、他の犬種よりも早いため、すぐに毛玉が出来てしまいます。毛は抜けにくいものの、定期的なトリミングと、ブラッシングは欠かせないので注意しましょう。
『スタンダードプードル』は、先述のジャイアントシュナウザーと同じく秀才で、飼い主から教わったことは必ず覚えていることはもちろん、もともと狩猟犬だったスタンダードプードルは身体能力もものすごく高いです。
とくに、”運動好きな人” や、”川や山へ遊ぶことが好きな人” には、おすすめの犬だといえるでしょう。
なお、力が強い犬種なので、力の弱い人にとっては、散歩に行く時に制御しにくいと感じるかもしれませんが、賢い犬種なので、きちんとしつけをしておけば、お世話はしやすいので安心してください。
3. ブラック・ロシアン・テリア
毛が抜けない飼いやすい大型犬、さいごの3種類目は、ブラック・ロシアン・テリアです。
目が隠れるほどの “長い被毛” が特徴の『ブラック・ロシアン・テリア』は、”アンダーコート” の被毛構造でありながらも、毛が抜けない飼いやすい大型犬として有名です。
もともとロシア生まれで、警察犬や軍隊犬として活躍していて、”勇敢” で “頭の良い” ところが特徴です。
飼い主のことを一番に守ってくれる “忠実さ” も持ち合わせていて、不審な物音がしたら、すぐ飼い主に知らせてくれるなど、番犬としても活躍が期待できます。
ただ、『ブラック・ロシアン・テリア』は、関節が弱い犬種なので、リウマチや関節炎を患いやすいです。定期的な診察は欠かさないようにしてあげましょう。
ゴールデンレトリバーは毛が抜けやすい大型犬?
なお、「どの大型犬を飼おうかな…」と迷っている人のなかには、「ゴールデンレトリバーを飼いたい」と考えている人も多いのではないでしょうか。
『ゴールデンレトリバー』は見た目がかっこよく、温厚な性格であることから、初めて大型犬を飼う人でも比較的飼いやすいと言われています。
ただ、抜け毛の多さという点で言うと、ゴールデンレトリバーはあまりオススメできません。
ゴールデンレトリバーの被毛構造は、換毛期がある “ダブルコート” で、抜け毛が多い傾向にあります。
ゴールデンレトリバーは、”アメリカンタイプ” と “イングリッシュタイプ” の2種類に分類されるのですが、日本で多く見かけるゴールデンレトリバーは、”アメリカンタイプ” で、”長さがあって毛質が柔らかい被毛” が特徴的です。
年に2回訪れる換毛期にはどうしても毛が抜けやすくなるので、もし、「毛の抜けにくさ」を重視するなら、ほかの犬種も検討してみると良いでしょう。
大型犬を飼うなら毛が抜けにくい犬種がおススメ!
このように、大型犬は身体は大きいものの、穏やかで賢く、飼いやすい犬種がたくさんあります。
今回は、初心者でも飼いやすい “毛が抜けない飼いやすい大型犬” を3種類紹介しました。
ただ、毛の抜け具合は個体差もあるので、ペットショップや保護施設などからお迎えするときは、お世話をしている人に毛の抜け具合について質問してみると良いでしょう。
わんちゃんとの素敵な出会いがあることを願っています!