「犬を飼いたいけど、毛が抜けやすいと掃除が大変かな」
「毛が抜けなくて、飼いやすい小型犬が知りたい」
特に、”初めて犬を飼う人”は、このような疑問を抱えるでしょう。
たしかに毛が抜けやすいと、家の中が毛だらけになってしまい掃除が大変なので、出来れば毛が抜けにくい犬種を飼いたいと思いますよね。
実は犬種によっては、「毛が抜けにくく、なおかつ”初めて犬を飼う人”でも飼いやすい犬」もいます。
そこで今回は、毛が抜けなくて飼いやすい小型犬を5匹ご紹介します。
Contents
毛が抜けるか抜けないかは、換毛期の有無による!
毛が抜けるか抜けないかというのは、”換毛期”という時期が有るか無いかによって変わってきます。
”換毛期”というのは、春と秋に犬の毛が生え変わる時期のことで、この有無は、各犬種の被毛の構造によって異なります。
ちなみに犬の被毛の構造は、
- シングルコート
- ダブルコート
と、2種類に分類され、この内「シングルコート」は、オーバーコートと呼ばれる、体全体を覆っている太くてしっかりとした毛質の被毛のみ持っている被毛構造になっているため、「シングルコート」の犬種は先ほど説明した”換毛期”がないため、ほとんどの確率で毛は抜けません。
反対に、「ダブルコート」は、オーバーコートだけでなくアンダーコートと呼ばれる、体の内側にある柔らかくてフワフワとした毛質の被毛の2層になっている被毛構造になっているため、「ダブルコート」の犬種は”換毛期”があるため、どうしても抜け毛は起こってしまいます。
つまり初めて犬を飼う人や、抜け毛を心配している人は、「シングルコート」の犬種がおススメというわけです。
毛が抜けない飼いやすい3種の小型犬とは?
では、毛が抜けない犬、つまり「シングルコート」の被毛構造を持つ犬種には、何があるのでしょうか?
私から5種、紹介させていただきます。
- トイプードル
- ヨークシャテリア
- マルチーズ
- シーズー
- シュナウザー
このうち、シーズーとシュナウザーは、「シングルコート」ではなく「ダブルコート」です。
しかし、比較的毛が抜けにくく飼いやすい犬と言われています。
詳しくは下記でお伝えいたします!
1.トイプードル
毛が抜けない飼いやすい小型犬として、トイプードルが挙げられます。
可愛らしい顔つきから、15年連続『人気犬種1位』を記録しているトイプードルは、体重3キロ程度で体高25cm程度と、「シングルコート」のなかでも、比較的飼いやすい小型犬として有名です。
毛質としては柔らかいですが、かなり強めなカールなのが特徴。
そのためトイプードルは、抜け毛が少ない反面、毛の伸びるスピードは他の犬種よりもかなり早く、また、細い毛が絡みやすくて毛玉ができやすい点があります。
したがって毎日こまめなブラッシングと、月1回程度のトリミングが必要となるので、シャンプー代やトリミング代が割と高くかかってしまうことは覚えておきましょう。
2.ヨークシャテリア
毛が抜けない飼いやすい小型犬として、ヨークシャテリアも挙げられます。
ヨークシャテリアは、先ほど紹介したトイプードルとは逆で、ストレートヘアです。
毛質に関しては、絹糸のように細く綺麗であり、さらに生涯に渡って7回ほど毛の色が変わる特徴も持つので、ヨークシャテリアのことを別名「動く宝石」とも言われています。
この特徴を持つヨークシャテリアに対して、上品なイメージを持たれがちですが、意外にも噛み癖が付きやすいところが難点であるため、子犬のころからしっかりしつけておかなければなりません。
また、トイプードルと同じく、毛が伸びるスピードは比較的早いので、定期的なトリミングも欠かせません。
3.マルチーズ
毛が抜けない飼いやすい小型犬として、マルチーズも挙げられます。
真っ白な被毛が特徴で、上品な見た目から別名「犬の貴族」とも言われてるマルチーズは、もともとイギリス王室に愛されていた小型犬でした。
のちに貴婦人たちに人気が高まる小型犬となり、大人しくて人懐っこい性格であるため、今では”初めて犬を飼う人でも飼いやすい犬”として知られています。
ただ、小型犬のなかでも、かなりの寂しがり屋の性格であるため、日中帯は必ず一緒に過ごせる飼い主さんが良いでしょう。
もちろん、毎日のケアやトリミングは必須です。
4.シーズー
毛が抜けない飼いやすい小型犬として、シーズーも挙げられます。
柔らかい毛質と、可愛らしい顔を持つシーズは、もともと中国で生まれた犬でしたが、年月が経つにつれてイギリスに渡り、イギリス王室の家庭犬になったと言われています。
でも実はシーズーは、毛が抜けにくい被毛構造である「シングルコート」ではなく「ダブルコート」。
しかしながら、毛が抜けにくい犬種として分類され、比較的飼いやすい犬です。
またシーズーはまったりとした性格であり、なおかつ鳴き声もそこまで大きくなく響きにくいので、賃貸アパートやマンションでも飼いやすいと言われています。
5.シュナウザー
毛が抜けない飼いやすい小型犬として、シュナウザーも挙げられます。
もともと中国で大人気だったシュナウザーも、先ほど説明したシーズーと同じく、被毛構造は「ダブルコート」ですが、換毛期がない犬種であるため抜け毛はほぼ起きません。
ただ、ワイヤーのように固くしっかりとした毛質を持つシュナウザーは毛玉ができやすいため、やはり毎日のブラッシングと月1程度のトリミングは必須でしょう。
またシュナウザーに関しては、プラッキングと呼ばれる技法でカットする必要があるので、他の犬種よりかはカット費用が高くなってしまうことはあります。
毛が抜けない飼いやすい小型犬を飼いましょう!
今回は、毛が抜けない飼いやすい犬を5種紹介させていただきました。
犬種によっては被毛構造の違いより、毛が抜けない犬もいます。
したがって、初めて犬を飼う人や犬の抜け毛を心配し、なかなか犬を飼うことに躊躇している人は、ぜひ今回の記事を参考にしていただければと思います。
もちろん毛が抜けないからと言って、毎日のブラッシングや定期的なトリミングは忘れてはいけませんよ!
最後までご覧いただきありがとうございました。