理想の土地で家を建てたい…家を建てるのは一世一代の大決心といっても過言ではありません。高い買い物である家づくりは土地探しにも妥協はできませんよね。でも、お眼鏡にかなう土地がすぐにみつかるとはかぎりません。
土地探しにいきづまったときは、希望条件を整理したり、プロにおまかせしたりと少し視点を替えるのがポイント。この記事では、土地探しに疲れたときの対処方法を紹介します。
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土地探しが疲れる…理想の土地が見つからない理由とは?
希望にあった土地が見つからない…理想の土地に思いのつまった家を建てたいのに希望通りの土地がなかなか見つからないと、ヤキモキしてしまいますよね。
実際にTwitterでも土地探しに疲れた人の声があがっています。
建築会社2社と住宅情報館行ってきて、まぁーー流石に疲れた。土地探しがやっぱり一番難関だなぁ。今度この辺歩き回って自力で探してみよう
— ちょら (@choraran_run) April 26, 2015
そもそも理想通りの土地が見つからない原因はどこにあるのでしょうか。
エリアを限定しすぎている
どうしてもこのエリアに住みたいからといって、エリアを限定してしまうと理想の土地に出会える確率はグッと減ってしまいます。希望のエリアが子育て世帯に優しかったり、交通のアクセスのいいエリアだったりすると、それだけ競争率も上がります。
せっかく見つけたと思ったら、すでに他の誰かが契約していたなんて苦い経験をした人も少なくありません。逃した魚は大きいとはよく言ったものです。「もう少し待てば、希望通りの土地に出会えるかも」と思ってしまいますよね。
しかし、希望エリアで土地が出るまで待てるような状況でない限り、エリアを限定しての土地探しは疲れてしまいます。
希望条件が多い
家の向きや道路の広さ、周辺環境など理想の土地にはあれこれ条件をつけたくなるもの。しかし、あまりにも希望条件が多いと、理想通りの土地が見つかる前に疲れてしまいます。
希望条件に100点満点でピッタリあてはまる家を探すのは至難の業ですよね。希望条件をすべてみたす土地を探すのではなく、優先順位をつけることも大切です。
良い土地が市場に出回らないこともある
そもそも、いい土地が一般的に出回っていない可能性もあります。インターネットで検索できる土地は全体の4割と言われています。多くの人が欲しがるような理想的な土地は不動産サイトに掲載される前に買い手が決まっていることも珍しくありません。
すでに人気の土地に買い手がついたあとの土地探しは、疲れるばかりで理想の土地を探すのは難しそうですよね。
土地探しで疲れたらやるべきこと5選
希望にかなう土地が見つからない、土地探しに疲れたら少し行動や探す条件をかえてみましょう。
希望条件を整理する
希望の条件が多いと土地は見つかりにくいと、先にもお伝えした通り。希望の条件を減らしてみましょう。エリアや面積、方角、駅からの距離、周辺環境などいろいろとある希望条件を以下の3つにわけます。
- どうしても譲れないもの
- 少し妥協できるもの
- 絶対ではないけどあてはまるとうれしいもの
このうち、『3.絶対ではないけど、あてはまるとうれしいもの』にあてはめた条件をどれかひとつを思い切って少しゆるくしてみましょう。
- 駅からの距離で徒歩圏内が希望だったら、バス利用の範囲まで広げてみる
- 面積を少し狭くしてみる
絶対に欲しい条件まで譲歩すると、後悔するかもしれません。まずは、あてはまるとうれしいくらいの条件の縛りを緩めてみましょう。それだけで、希望に沿った土地が見つかる可能性もありますよ。
予算金額を変更する
土地を探すときの予算を200万円あげてみましょう。希望価格を少しあげるだけで条件のいい土地が見つけやすくなります。しかし、200万円予算アップした状態でそのまま土地を購入するのは危険。住宅ローンの支払いがキツくなったり、生活を切り詰めたりでせっかくの楽しい生活が苦しいものになってしまうかもしれません。
予算アップして希望の土地が見つかったら値段交渉をおこないましょう。100万円販売価格より下げられたら、あとの100万円は建物のグレードを下げたり親からの援助をお願いしたりしてカバーするのが理想です。
ハウスメーカーに依頼する
自分で土地を探すのに疲れたら、ハウスメーカーにお願いするのもひとつの方法です。ハウスメーカーでは、住宅のプロが建物と土地の値段をあわせた住まい全体の予算にあった土地を探してくれます。土地が予算オーバーになったときには、予算内でおさまる建物の提案をしてくれる可能性もあります。
しかも、ハウスメーカーに土地探しを依頼すると住宅ローンが通りやすい大きなメリットも。住宅ローンは基本的にいつ建物を建てるかわからないけど土地購入したいときには使えません。その場合は土地先行融資やつなぎ融資を使いますが、住宅ローンよりも金利が高い、審査基準が厳しいなどのデメリットがあります。
市役所で保留地を探す
理想のエリアに土地がないと悩んでいるなら、保留地に目を向けてみましょう。保留地とは、宅地や道路、河川などを整備して住みやすくした区画整理事業で区画整理事業者に割り当てられる土地のことです。
土地区画整理事業を遂行するうちに予算が足りなくなることがあります。万が一予算が足りなくなったときに売却して予算を作り出せるようにしてあるのです。保留地は、土地の価格が相場と比べて安い、整形地であるなどのメリットがあります。市役所や土地区画整理組合のHPをのぞいてみると保留地がみつかるかもしれません。
建売や中古物件も視野に入れる
理想の土地に希望通りの注文住宅を建てる…これから何十年と住む家は土地だけでなく建物だって妥協したくないもの。とはいえ、理想の土地が見つからなくては理想の建物は立ちませんよね。
希望のエリアや方角など譲れない条件があるなら、建売や中古物件も視野に入れてみましょう。いい土地は建売住宅業者がまとめて確保している場合もあります。建売住宅も中古物件も購入後にリフォームすれば理想の我が家に近づきますよ。生活しながら少しずつ家の壁紙や水回りを変えていくのも楽しそうですね。
土地探しに疲れたら…土地探しが嫌になる前にやりたいこと
理想の土地探しに疲れたら、ちょっと目線を変えてみるのもポイント。土地探しに疲れていやになった状態で妥協して土地を契約すると後悔が続くことにもなりかねません。土地探しに疲れたときにおすすめのリフレッシュ方法を紹介します。
完成見学会に足を運ぶ
理想の土地を探そうとして、ついつい土地ばかりに注目しすぎていませんか。家は土地の上に建物ができてはじめて完成といえます。土地と建物とそれぞれ100点満点をめざすのではなく、あわせて100点を目指す気持ちが大切です。
そのためにおすすめなのが、完成見学会。注文住宅を実際に建てた方の家を見られるので、家を建てた時のイメージが想像しやすくなります。
土地探しを休憩する
土地探しはゴールが明確にあるわけではありません。何年探せば理想の土地が必ず見つかるなんてことはなく、先の見えない状態に夫婦やカップル間でいざこざが起こったり、ライフプランを組みなおさざるをえなくなったり、珍しいことではありません。
一度バッサリと土地探しを休んでみましょう。3カ月も休めば、新鮮な気持ちで土地探しがリスタートできますよ。
土地探しに疲れたら探す条件を変えてみて!思い切って休むのも大切
土地探しに疲れたら、エリアを広げたり希望条件を減らしたり、予算を少し上げてみたりしましょう。少し条件を変えるだけで理想通りの土地が見つかることがありますよ。
自分で探すのに疲れたら、プロの目線で探してくれるハウスメーカーに依頼するのもひとつの方法です。
土地探しは明確なゴールがなく、何年も探し続けることは珍しくありません。だからこそ、たまに休んだりハウスメーカーの意見を聞いたりしながら、土地探しを進めていくことが大切です。
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